形と構造

展開の

TARCHIは、一般的なシーズンの区切りに合わせるのではなく、
時間の流れに沿って、衣服を順次展開していきます。

2026年のTARCHIは、15型を三篇に分けて構成しています。
第一篇を3月、第二篇を6月、第三篇を9月に、それぞれ5型ずつ順次販売していきます。

ルックには、各篇にまたがる組み合わせが含まれています。

2026年 三篇展開

第一篇|3月

aka pants

kema pants

hitsuki shirts

somuki jacket

tsuba cap

第二篇|6月

ao pants

gene jacket

mine jacket

ichi sleeveless

tattsuke skirt

第三篇|9月

ico pants

oshie vest

karami jacket

koto jacket

nrw jacket


15型の構造

三篇を通した型の原型は、異なる生活環境や行動を横断した時に、
共通して現れる機能と構造を抽出し、一度、型に起こしたものです。

それらを試作品として、
TARCHIチームが実際の生活の中で着用し続け、検証と修正を重ねてきました。

その中で削ぎ落とされ、
なお使い続けられると判断できたものだけが、型として製品化されています。

今後も、型として立ち上がってくるものは、こうした過程を経たものに限られます。

そのことから、TARCHIの衣服は、
すべてをTARCHIで揃えることや、数を増やしていくこと、
季節やシーズンに応じて更新していくことを前提としていません。

その判断はシーズンによるものではなく、時間の積み重ねで行われます。

台北の夏、ニースの山間部の冬、長野の雪や寒冷環境、
東京における年間を通した日常など、
異なる気候や環境の中で試作品を繰り返し使用しながら、これまでも検証を重ねてきました。

一部の型については、約3年にわたる継続的な検証を経て、基準に達したものもあります。

たとえば、日常着の中心になりうる白いTシャツについても、
現在も検討と試作を重ねていますが、
白度や防縮性、経年での耐久性、安定性においてわたしたちの基準に達していないため、
現時点ではラインナップに加えていません。

こうした背景から、
肌に最も近い位置を支えるベースレイヤーを用意し、
すでにお持ちの衣服などを重ねて使うことで、より快適に過ごせる構造としています。

これら各型は季節や流行ではなく、役割と関係性によって形作られ、
Base / Mid / Shell という三層概念の中で、
それぞれ異なる位置と役割を担います。

Base Layer

・ichi sleeveless

Mid Layer

(tops)

・hitsuki shirts

・gene jacket

・oshie vest

・karami jacket

 

(bottoms)

・aka pants

・ao pants

・kema pants

・ico pants

Shell Layer(シンセティック)

・somuki jacket

・mine jacket

・tattsuke skirt

Shell Layer(レザー)

・koto jacket

・nrw jacket

Accessory

・tsuba cap

TARCHIは衣服を彫刻のように身体の曲線に沿わせて形作るのではなく、
直線を基調に“間”や“懐”を設計し、身体を包みます。

例えば、肩線を追いすぎず、アームホールと袖に可動の逃げを持たせ、
この“間”や“懐”を動作とレイヤリングの余白にしています。

そしてこれらを状況に応じて自由に足し引きできるよう、
同じMサイズ(TARCHIでは1のサイズ)を重ねても、
それぞれ干渉しにくいパターンに設計しています。